2008年1月16日水曜日

【マーケティング】「ジャパン・プレゼンテーション」(著者:杉山恒太郎)

日本のテレビ広告って、見ていて面白い物が少ないですよね。
だから、広告って、業界が寂れていくんだ!
なんて、そんな偉そうなことをいう気はないですが、
CMって、難しいですね。

表現方法が多岐にわたればわたるほど、
表現する内容の難しさは増加する。
最近、僕はそれを感じます。
WEBなんかもそうで、HTMLの時代は、テキストの時代でした。
テキストで表現するのが、ほとんどでしたから。

それが、いまやどうでしょう。
変わりましたよね。

HTML+FLASH+動画+CG+音楽。

もはや、WEBもTVメディアと同じくらい、
むしろ、それ以上のクオリティを出すことも可能になってきています。

僕がこの「ジャパンプレゼンテーション」という本を読み出した
きっかけは、TVCMとWEBとの間の互換性を
つと感じていたからです。

この本の中で語られていますが、
日本のCMは海外で評価されない。。。ということでした。

なぜなのか。

それは、映像を見て、何のCMだか、わけがわからないからだそうです。

CMのそもそもの第一歩が崩れているというわけですね。

確かに見ていると、日本のCMは文字が多い。
言語圏が同じであるならばともかく、海外では無理ですね。
そうなったときに、必要となるのが、
映像でメッセージを伝えることなのだと感じました。

日清カップヌードルの
原始人が出てきて、Hungry?って文字が出てくるCMみたいな
わかりやすいCMっていいなぁって思います。

そうなんです。
何を伝えたいか。テキストでつむいでからでも
もちろん構わないので、シンプルに語れるようにすればいいのです。

WEBでも同じで、パッと見た時の映像で、
どれだけメッセージ性を演出できるか。
そこに掛かっているのだなって、実感しました。
そういう視点で、WEBを作るのは
とてもいいかもしれない。

この本で、目からうろこ的に感じた部分です。

ちなみに、著作者は有名なTV-CMクリエイターです。
公共広告でも、何度も見た事のある作品を
作っていて、海外でもたくさんの受賞作品のある業界の名人・・ですよ!!

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