2008年1月2日水曜日

【ビジネス小説】「ハゲタカ」(作者:真山仁)

取締役をしている友人2人に別々に推薦され、読み始めた本。
それが「ハゲタカ」。

いわゆる、金融小説とは違い、リアリティあふれている。
まず、名前からして、ああ、この人ね、この銀行ねって
イマジネーションがつきやすいから、
ある意味リアリティあふれている。

バブル直後の日本経済から2003年ごろの地方経済の
崩壊までを描いており、
「ハゲタカ」と呼ばれる外資企業が
積極的に食い込んでいく様子がまざまざと描かれている。

この小説の中にある対峙は3つある。
1.古き体制と新しい体制の対峙
   - 老舗旅館の経営をめぐっての親子の戦いが縮図
2.私物化と組織化との対峙
   - 企業を私物化するオーナーといろんな組織を
    作って、それぞれに任せていく外資陣営が縮図
3.正義の価値観の対峙
   - 誰を救おうとするのか。その価値観における
    正義の縮図。

この3つの対峙が、この小説の醍醐味だろう。
僕のような若い人間でさえ感じる
旧態依然からの利益にこだわった人間たち。
リアルにもまだまだいますからね。

ミスター○○って呼ばれていい顔をしているだけの
オーナーがいかに多いか。
そして、その特権利益を守ろうとする人間が
どれだけ多いか。
そして、その的がどれだけいるか。

腹立たしいほどの人間性を持った人間だっているしね。
ビジネス=新規のお金儲けじゃなく、
ビジネス=既得権益の死守って人種だっているんだと
現実で感じている人。
ぜひ1度読んで見てください

大学生の方々に、ぜひ1度読んで見て欲しい本です。

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